近年の保育士は売り手市場で、保育園側は常に人手不足の状態です。
そのため、希望する保育園に採用されやすいのが今の時代。
もし、今の保育園に不満があるなら、転職のチャンスです。
しかし、いくら採用されやすいといっても保育園選びは慎重に行わなければなりません。
働き始めてから「こんなはずでは…」と思いたくないですよね。
実際に、私自身が保育士の転職に失敗した経験があります。
今回はその体験談を紹介しますので、みなさんは同じような失敗をしないように気をつけて転職活動を行ってくださいね!
自分に合った保育園だったけど、ボーナスが出なかった
前の保育園は、保育内容が私の考えとは合いませんでした。
教育をしっかりと行う保育園で、私立小学校を受験する子どもたちも多くいました。
私立幼稚園で行うようなカリキュラムを実践していたので、英才教育を受けさせたい保護者からは高い評判を受けていました。
しかし、子どもたちと泥だらけになって遊びたい私にとっては、少し窮屈に感じていたのです。
自分の保育のやり方に合った保育園はきっとあるだろうし、自分もそんな現場で働きたいと強く感じて転職を決意しました。
採用された保育園は、少し山の方にある緑に囲まれた自然豊かな場所に建てられていました。
子どもたちは毎日近くの公園に散歩したり自然と触れ合っているようで、働くのがとても楽しみでした。
実際に働いてみて、子どもたちと思いっきり遊べるのはとても幸せに感じましたし、他の先生たちにも可愛がってもらえて楽しく働くことができていました。
しかし、その保育園は1つだけ問題があったのです。
それは、ボーナスが出なかったことです。
面接の際に、「まだ設立されたばかりの保育園だからボーナスが出るまでに数年かかるかもしれない」と言われていました。
しかし、そのときは既にその保育園のことを気に入ってしまっていたので、大丈夫かな?と安易に承諾してしまいました。
しかし、何か月か勤務していくうちに給料の大切さに気づきます。
月給も前より少し下がっていたので、生活は結構苦しかったです。
最初は、「やりがいもあるし頑張ろう!」と思えたのですが、やはりお金には勝てませんでした。
やりがいだけでは働けない
保育内容も自分に合っていて、人間関係も良くて、私にとっては最高の職場でした。
しかし、給料の低さにはどうしてもかなわないことを痛感したのです。
生活が苦しくなると、自分に余裕がなくなりますし、それは仕事にも影響してしまいます。
どんなにその他の条件が良くても、給料面は低くては働き続けることができません。
転職する際は、生活のことを考えて給料の条件をしっかりと決めておきましょう。